ジュンク堂難波店の閉店理由と跡地の現在|なんば大型書店最新事情
かつて大阪ミナミ随一の売場面積と圧倒的な専門書在庫を誇り、多くの読書家や研究者に親しまれた「ジュンク堂書店難波店」。2020年春の惜しまれつつ迎えた営業終了から月日が流れた現在も、難波駅周辺で専門書を探すビジネスパーソンや学生の間で「なぜ閉店してしまったのか」「復活の可能性はあるのか」と話題に上ることが少なくありません。
巨大ターミナル・なんばの知の拠点として存在感を放っていた同店の閉店経緯から、入居していた「マルイト難波ビル」の現在の様子、さらには今ミナミ周辺で頼りにできる代替大型書店の最新アクセス情報まで、気になる全貌を深掘りしてレポートします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ジュンク堂書店難波店は2020年3月末に定期建物賃貸借契約の満了に伴い約11年の歴史に幕を下ろした。
- 要点2:マルイト難波ビル3階の跡地には大型100円ショップ「DAISO」をはじめとする商業テナントが入りフロアが再編されている。
- 要点3:専門書や膨大な在庫を求める場合は「なんばCITY」内の旭屋書店や天王寺・梅田の丸善ジュンク堂書店系列店の活用が最適解。
【閉店の真相】なぜジュンク堂書店難波店は営業を終了したのか?
ジュンク堂書店難波店は、JR難波駅直結の複合施設「マルイト難波ビル」の3階に2009年6月にオープンしました。ワンフロアで約1,400坪(オープン初期は約2,000坪規模)という関西屈指のメガフロアを展開し、人文・医学・理工・語学などの高度な専門書から文芸書、コミックまで約130万冊を揃えた「知の迷宮」として圧倒的な支持を集めていました。
突然の営業終了が告知された際、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交いましたが、最大の閉店理由は「定期建物賃貸借契約の満了」です。10年超の定期借家契約更新のタイミングと、ECサイト普及に伴うリアル書店の市場環境変化、さらに同グループが展開する梅田や天王寺エリアの大型拠点との店舗網最適化(スクラップ&ビルド)が重なった結果の経営判断でした。
「難波から専門書が消える」と惜しむ声がSNS上でも相次ぎ、最終営業日となった2020年3月31日には名残を惜しむ多くの利用者が詰めかけました。
【跡地はどうなった?】マルイト難波ビル3階フロアの現状とテナント
ジュンク堂書店が退去したあとのマルイト難波ビル3階の跡地がどうなっているのか、現在の様子が気になる方も多いはずです。
現在、かつて広大な書籍棚がどこまでも続いていた3階フロアは大きく改装され、大型100円ショップ「DAISO(ダイソー)」をはじめとする利便性の高い生活密着型テナントが入居しています。地下フロアに大型スーパー「ライフ なんば店」、上層階に「ホテルモントレ グラスミア大阪」を擁する同ビルの特性を活かし、近隣住民やホテル滞在者、駅利用者の日常需要に応えるフロア構成へとシフトしました。
本棚が整然と並んでいた落ち着きある静寂の空間から、日用品を求める買い物客が行き交う賑やかなショッピングゾーンへと装いを新たにしています。
難波周辺で専門書・大量在庫を探すなら?おすすめの大型書店一覧
ジュンク堂書店難波店の閉店後、なんばエリアで本を探す際はどこへ向かうべきでしょうか。現在ミナミで利用できる主要な大型書店をピックアップしました。
① 旭屋書店 なんばCITY店(なんばCITY本館地下2階)
南海難波駅直結でアクセス抜群の大型店舗です。文芸書や雑誌はもちろん、ビジネス書、資格参考書、児童書まで幅広いジャンルを網羅しており、通勤・通学帰りの立ち寄りに最も重宝されています。
② くまざわ書店 なんばパークス店(なんばパークス5階)
落ち着いた内装が特徴で、話題のベストセラーやライフスタイル本、アート・デザイン関連の書籍が充実しています。カフェも併設されており、ゆっくりと本を選びたい休日に最適です。
③ ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店(天王寺・阿倍野エリア)
「どうしても学術書や理工・医学系の専門書を実際に手に取って選びたい」という場合、なんばからOsaka Metro御堂筋線で約6分の天王寺へ足を延ばすのがベストです。あべのハルカス近鉄本店ウイング館フロアに展開し、ミナミ・南大阪エリアで随一の専門書在庫を誇ります。
大阪府内の「丸善ジュンク堂書店」主要ネットワークと使い分け
研究や業務で極めてニッチな専門書や洋書を探索する際は、大阪市内の旗艦店ネットワークを活用するのが確実です。
なかでも北区茶屋町に位置する「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」は、地下1階から地上7階までビル丸ごと本で埋め尽くされた日本最大級のメガブックストアです。蔵書数は約200万冊に及び、難波店を上回る規模で国内外のあらゆる学術書・専門書を網羅しています。
また、ビジネス街の中心に位置する「ジュンク堂書店 大阪本店」(堂島アバンザ)も、経済・経営・法律・法務関連の品揃えに定評があり、ビジネスパーソンから絶大な信頼を寄せられています。日常的な読書はなんばCITYの書店、専門的なリサーチは天王寺や梅田・堂島の大型店というように、用途に応じたスマートな使い分けが定着しています。
「ジュンク堂が難波に再出店する」という復活の噂は本当か?
ネットコミュニティやSNS上では時折、「ジュンク堂書店が難波エリアに再出店するのではないか」という待望論や噂が浮上します。
結論から言うと、現時点で丸善ジュンク堂書店によるなんばエリアへの具体的な新規出店計画は発表されていません。近年、大手書店チェーンの出店戦略は、駅前商業ビルへの大規模出店から、オンライン書店とのハイブリッド化(店頭受取サービスや在庫取り置きアプリ「honto」の強化)およびターミナル旗艦店への在庫集約へと舵を切っています。
再出店を望むファンの声は根強いものの、当面は近隣の天王寺店や梅田の超大型店舗、あるいは取り置きサービスを連携させたネット書店の活用が現実的な選択肢となります。
【ジュンク堂書店難波店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジュンク堂書店難波店は現在営業していますか?
A1:営業していません。2020年3月31日をもって閉店しました。
Q2:難波店で発行されたポイントカードやhontoカードは他店で使えますか?
A2:はい、利用可能です。全国のジュンク堂書店や丸善、MARUZEN&ジュンク堂書店の各店舗、および「honto」提携書店やネットストアで引き続きポイントの利用・付与が可能です。
Q3:なんば駅周辺で最もフロア面積が広い本屋はどこですか?
A3:なんばCITY本館地下2階にある「旭屋書店 なんばCITY店」が現在ミナミ中心街で最も規模が大きく、幅広いジャンルを取り扱っています。
まとめ:進化するミナミの書店事情とスマートな本探し
ジュンク堂書店難波店の営業終了は、ミナミの街からひとつの大きな知的シンボルが失われた出来事として今なお記憶されています。しかし現在では、駅直結のなんばCITYをはじめとする周辺店舗の利便性に加え、少し足を伸ばせば天王寺のあべのハルカス店や梅田のメガストアへとアクセスできる環境が整っています。
オンラインの在庫検索サービスや店舗受取機能を上手に組み合わせながら、進化する大阪の大型書店ネットワークを賢く活用してみてはいかがでしょうか。 (出典: ジュンク 堂 書店 難波 店(Yahoo!ニュース))